【北京・浦松丈二】中国の習近平国家副主席が22日、日本、韓国、ミャンマー、カンボジア4カ国9日間のアジア歴訪を終えた。日本では天皇陛下との特例会見で論議を呼んだが、続く3カ国では外交成果を上げ、胡錦濤国家主席の最有力後継候補としての存在感を示した。
習副主席のアジア歴訪は、胡主席が副主席だった98年の日韓訪問を前例に実施し、同じように国賓級の厚遇を受けた。ミャンマー、カンボジア訪問は外交懸案があったからだ。
ミャンマー軍政は今年8月、対中国境地帯の少数民族と武力衝突し、数万人規模が中国側に越境していた。習氏は歴訪中に会談した軍政トップのタンシュエ国家平和発展評議会(SPDC)議長から国境安定化に努力するとの言質を引き出した。
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