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<ミャンマー>スーチーさん、少数民族代表と会談 政権黙認

Written By Ngakawa Kyaw on Thursday, February 23, 2012 | 6:13 AM

2月23日(木)21時27分配信
 【バンコク西尾英之】ミャンマーの民主化運動指導者アウンサンスーチーさんが今月10日、同国東部の国境地域で政府軍と戦闘してきた少数民族の中で最強硬派 だったカレン族勢力指導者とヤンゴンで会談していたことがわかった。スーチーさんは、父親で「独立の父」と国民に崇拝されているアウンサン将軍(1947 年暗殺)と少数民族との間で連邦国家を作ることで一致した「パンロン合意」の実現を目指しており、今後、少数民族との対話を積極的に進める意向だ。

 スーチーさんが毎日新聞に連載中の「ビルマからの手紙 2012」で明らかにした。スーチーさんが3回目の自宅軟禁となった03年以降、少数民族武装勢力側と直接会談したのは初めて。

 ミャンマーの旧軍事政権は半世紀にわたり、少数民族を弾圧する一方、少数民族と民主化勢力との共闘を阻んできた。しかし、昨年3月に民政移管したテインセイン政権は今年に入り、少数民族勢力と和平を進めており、今回の会談も黙認した。

 関係者によると、会談したのは、昨年政府と和平合意した「カレン民族同盟・民族解放軍和平評議会」のティン・マウン議長ら幹部十数人。ティン・マウン氏 は会談後「よりよい未来を築くために、スーチーさんやすべての関係者と手を携えていく」と語り、スーチーさんは「初めて会ったような気がしない。私たちの 意見はほとんど同じだ」と述べた。

 政府が進める少数民族との和平交渉は、テインセイン大統領が昨年12月、軍に北部カチン州の「カチン独立軍」への攻撃を停止するよう命じながら、実際には散発的な戦闘が継続するなど一部で難航している。

 背景にあるのは双方の根深い不信感で、政府、少数民族ともに影響力を持つスーチーさんが本格的な仲介に乗り出せば和平の進展につながる。

 一方、スーチーさんは23日、国会補選(4月1日)の選挙運動のためカチン州の州都ミッチーナ入りした。少数民族が多数を占める州での選挙運動は初めてとなった。

 【ことば】パンロン合意

 1947年2月、ビルマ族を代表するアウンサン将軍とカチンなど少数民族がシャン州パンロンで会議を開き、独立後の国のあり方を定めた合意。少数民族に 自治権を与える連邦制国家の樹立が決まったが、直後に将軍は暗殺された。62年の軍事クーデター以降、合意は有名無実化し内戦が激化。ビルマ族への不信感 が根強く、合意に参加しなかったカレン族は最強硬派とみなされた。
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