「衛星」批判は「挑発が目的」 北朝鮮が打ち上げ実行強調

2012.3.18 15:27

朝鮮中央通信は１８日、北朝鮮が予告した「衛星」打ち上げを日米韓が批判していることについて「平和的な宇宙利用権を否定し、自主権を侵害する卑劣な行為」と非難、打ち上げを撤回すると考えるのは「誤算」として計画通り実行する立場を強調した。
　同通信は論評で、日米韓など「敵対勢力」が、打ち上げを「ミサイル発射」や「国連安全保障理事会の決議違反」などと批判していることを「妄言」と反発した。国際社会の批判に対する北朝鮮の公式見解表明は初めて。
　同通信は、北朝鮮が打ち上げを国際機関に事前通知し、現場を海外の専門家らに公開する意思を示したにもかかわらず「正当な衛星打ち上げに言い掛かりをつけるのは挑発が目的」と主張した。（共同）