ミャンマー制裁を一部緩和 米政府

4月18日(水)12時10分配信

【ワシントン＝犬塚陽介】米財務省は１７日、ミャンマー制裁の一部緩和を発表し、民主化支援や人道支援、宗教活動などの非営利活動に関する金融規制を解除することを明らかにした。米国の非政府組織（ＮＧＯ）の活動が本格化する。

　財務省によると、制裁が解除されるのは、災害被災者や難民の支援、医療、教育、農業、宗教、スポーツなどの振興に関する金融サービス。資金の活用を円滑にし、ＮＧＯの活動を後押しする狙いがある。

　クリントン国務長官は今月４日、ミャンマー連邦議会補選の実施など民主化への取り組みを評価し、ミャンマー制裁の段階的な緩和を表明。近く空席になっている米大使も任命する。