4月4日、ヘイグ英外相は、ミャンマーの連邦議会補欠選挙終了を受け、EUが同国に対する一部制裁を解除する可能性があると述べた。ニューヨークで3月撮影(2012年 ロイター/Lucas Jackson)
[ロンドン 4日 ロイター] ヘイグ英外相は4日、ミャンマーの連邦議会補欠選挙終了を受け、欧州連合(EU)が同国に対する一部制裁を解除する可能性があると述べた。ただ、残る政治犯の釈放に向け今後も圧力をかけていくとしている。
選挙では、民主化運動指導者でノーベル平和賞受賞者のアウン・サン・スー・チー氏率いる野党、国民民主連盟(NLD)が45議席中43議席を獲得して圧勝。軍政が設立した与党に対する明確なメッセージとなった。
ヘイグ外相は、選挙がどの程度自由で公正だったかを判断するには時期尚早で、監視団などの評価を待ちたいとしながらも、「(選挙は)確実に、極めて重要な転換点となったと思われる」と述べた。
また、EU加盟国の外相は、政治犯が釈放され選挙が自由だったと判断されれば、多くの制裁を解除することを示唆していると指摘。「現在選択肢を検討している。選挙の最終結果と評価を待ちたい」と述べた。
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