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(朝鮮日報日本語版) ラングーン事件:発生から29年、現場は今

Written By Ngakawa Kyaw on Wednesday, October 10, 2012 | 4:51 AM




今年5月15日、ミャンマーのアウン・サン国立墓地内にあるラングーン事件(1983年10月8日、当時の全斗煥〈チョン・ドゥファン〉大統領がミャン マーのアウンサン廟〈びょう〉を訪問した際、これを狙って北朝鮮が起こした爆弾テロ)の現場を訪れた李明博(イ・ミョンバク)大統領は、一瞬、困惑の表情 を隠せなかった。

 事件から29年が過ぎ、韓国の大統領として初めて現場を訪れたにもかかわらず、目を向けるべき物がなく、弔花を置くのにふさわしい場所すらなかったからだ。

 爆弾テロ事件が起きた場所に、当時の痕跡や犠牲者を追悼するための記念碑などは一切なかった。

 結局、李大統領はビルマ(現ミャンマー)独立の英雄アウン・サン将軍を追悼するモニュメントの前で「第17代大韓民国大統領 李明博」と書かれた弔花を置いて黙とうし、弔花を手でなでるほかなかった。

 ミャンマー政府は、テロが起きた建物を撤去し、花壇などを設置した。1983年に起きた北朝鮮のテロを覚えている人でなければ、何があったのか分からないようになっているわけだ。ラングーン事件が発生してから29年間、惨事の現場は事実上放置されていたという。

 当時、李大統領のアウン・サン国立墓地訪問に随行した韓国政府の関係者は「現地には北朝鮮のテロに関するものが何も残っておらず、荒れ果てた様子にほかの随行員も皆当惑していた」と語った。

 「ミャンマーがこれまで追悼碑の建立に否定的立場を示してきたのは、ミャンマー国内の政治的要因も影響している」というのが、外交消息筋の説明だ。アウ ン・サン国立墓地に安置されているミャンマー独立の英雄アウン・サン将軍が、野党の指導者アウン・サン・スー・チーさんの父親だということも、影響を及ぼ したという。

 李明博大統領のミャンマー訪問当時、韓国政府の関係者は「アウン・サン国立墓地の訪問は、ミャンマーの国内政治にとってデリケートな事項」と語り、国立墓地訪問の当日までこの事実を秘密にしていた。

 最近、ミャンマー新政権はアウン・サン・スー・チーさんの政治的活動を保障し、海外訪問も許可している。新政権の民主化措置は「ラングーン事件犠牲者追悼碑」建立の許可につながるきっかけ、という見方も出ている。
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