6月20日14時12分
ミャンマー(ビルマ)の民主化運動指導者でノーベル平和賞受賞者のアウン・サン・スー・チーさんが19日、自宅軟禁下のまま65歳の誕生日を迎えた。各国指導者はミャンマー軍政にスー・チーさんの解放を呼びかけた。
これに先立つ18日、オバマ米大統領はスー・チーさんを含むすべての政治囚の即時・無条件の釈放を軍政に訴える声明を発表した。また潘基文(パン・ギムン)国連事務総長も同日、記者団に対し「スー・チーさんがいまだに開放されず自宅軟禁状態にあることを深く懸念している」と遺憾の意を表明。
このほかウィリアム・ヘイグ英外相も、スー・チーさんの軟禁について「国際人権法に違反するもの。近くミャンマーで予定されている総選挙に暗い影を投げかけることになる」と述べている。
1990年に同国で実施された総選挙でスー・チーさん率いる国民民主連盟が圧勝したが、軍政は選挙結果を承認しなかった。スー・チーさんは過去20年間で通算約14年間、軍政により自宅軟禁下に置かれている。
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