8月14日 産経新聞
ミャンマー選挙管理委員会は13日、国営メディアを通じ、予定されていた総選挙を11月7日に行うと発表した。同国の総選挙は1990年以来、20年ぶり。
自宅軟禁中の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんの釈放は11月中旬以降とされ、今回の選挙への参加は不可能となった。
前回の選挙ではスー・チーさん率いる国民民主連盟(NLD)が圧勝したものの、軍事政権は政権を移譲しなかった。NLDは今回の選挙のボイコットを決め、解党している。
NLD元幹部が立ち上げた新党、国民民主勢力(NDF)や、ミャンマー民主党など他の野党に対しては、軍政が一段と圧力を強めている。軍政は選挙期間中、外国人の入国を制限するとされ、公正な選挙実施を危ぶむ声が高まっている。
総選挙は同国の民政移行への重要なステップだが、軍政は新憲法などで、議会の4分の1の議席を軍人に割り当てている。さらに、軍幹部が軍籍を離れて結成した新党など、これまで政党登録を認められた約40の政党の大半を親軍政政党が占めており、これらによる議席の独占を狙っている。
野党の連邦民主党(UDP)は党員集めや資金調達などで軍政から圧力を受け、選挙参加を断念している。
ミャンマー 11月7日に総選挙 20年ぶり、「公正」に疑問
Written By Unknown on Tuesday, August 17, 2010 | 5:21 PM
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