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スーチー氏、組織再構築へ NLD党大会

Written By Ngakawa Kyaw on Thursday, March 7, 2013 | 4:11 AM




ミャンマーのアウンサンスーチー氏率いる野党「国民民主連盟(NLD)」は8~10日、最大都市ヤンゴンで全国党大会を開く。 1988年の結党以来初の本格的な大会で、15年の総選挙に向け新指導部を発足させ、活動方針を打ち出す。スーチー氏の議長再選は確実だが、大会代議員選 出を巡り一部の支部でゴタゴタがあり、スーチー氏は総選挙に勝利して大統領の座を得るためにも、組織の再構築を急ぐとみられる。

 国民民主連盟のニャンウィン報道官によると、大会には全国から約900人の代議員が参集。中央委員(120人)を選出し、その中から最高指導部「中央執行委員会」(現在スーチー氏を含め7人)の委員を選ぶ。

 だが昨年後半から今年初めにかけ、代議員選出を巡り西部イラワジ管区、中部マンダレー管区で主に新旧世代間の対立が表面化。街頭で数百~1000人規模 が「長く党に貢献してきたのに外された」「コネで選ばれている」などと抗議行動を起こし反発した。イラワジ管区では130人以上が脱党して新党を結成する 騒動にも発展し、党大会は2度にわたり延期された。

 国民民主連盟は長く軍政と対峙(たいじ)してきた。だが、11年3月の民政移管に伴い発足したテインセイン政権が矢継ぎ早に民主化改革を進める中、かつての結束と緊張感が緩み、「民主化勢力」としての方向感を見失いつつあるとの指摘もある。

 ビジネス界などからは「国民民主連盟はまず自らの民主化に取り組むべきだ」と冷ややかな声も漏れる。中央執行委員会メンバーは全員が60歳以上。有能な 人材の発掘や若返りによる組織の活性化は急務だ。若い世代の党内改革要求が相次ぐ中、代議員選出を巡る対立は、党幹部に「新しい血」を入れることへの「既 得権層」の抵抗という構図もある。

 ミャンマーでは次期大統領への「スーチー待望論」が根強い。だが、135以上の多民族で構成されるこの国で、国民民主連盟は多数派ビルマ族が主体。今も 政府軍と少数民族カチン族武装組織が交戦する中、特にスーチー氏に「なぜ静観しているのか」と国内外から批判が出ている。問題解決に向けたスーチー氏や党 への期待感の裏返しでもあり、党も「国民政党」への脱皮を迫られている。

【バンコク春日孝之】

 【ことば】国民民主連盟(NLD)

 1988年、アウンサンスーチー氏らが民主化・反政府勢力を結集して結成。軍政下の90年総選挙で全議席の8割を獲得したが、軍政はこの結果を無視して 党の弾圧を強化。スーチー氏は長く自宅軟禁となり、多くの幹部が投獄された。2010年11月総選挙はボイコットしたが、翌11年3月の民政移管を受け、 12年4月の補選に参加。45議席中、スーチー氏を含めて43議席を獲得、野党として初めて国政に参画した。

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