8月2日7時56分
ミャンマーの最大野党だった国民民主連盟(NLD)の元幹部4人が中心となって結成した新党、国民民主勢力(NDF)の本部開所式が1日、同国最大都市ヤンゴンで行われた。タン・ニヤン委員長は、年内に行われる総選挙に向けた準備が整いつつあるとして
「次の選挙では完全な民主主義の達成は難しいが、一歩でも民主主義を前進させよう」と決意を語った。
式典には在ヤンゴンの米国大使館の書記官2人も参列した。あいさつでタン・ニヤン委員長は、これまでに全国に50支部を開設し、候補100人を擁立する準備が整ったとし、今後、さらに候補者を増やす方針を示した。また、民主化運動指導者でNLDを率いたアウン・サン・スー・チーさんが、総選挙をボイコットしたことについては「NLDはわれわれの母体であり、批判はしない」と述べた。
一方、中央選挙管理委員会は7月31日、同委員長らNDF幹部4人を呼び、過去の政治行動について釈明し、今後は国民和解実現のため政府への協力を誓う書簡を提出するよう求めた。
NDF側は、すでに政党登録が認められていることに加え、選管側が選挙告示前にこうした手続きを知らせてきたことを歓迎、書簡提出には応じる方針だ。
ただ、問題とされる政治行動は1990年の選挙でNLDが圧勝、政権樹立に動いたことを挙げている。このため今後、NDFが新たな民主化勢力として国民の支持を集めるにつれ、軍政から圧力が強まるものとNDF側は懸念している。
ミャンマー 民主新党、NDF本部開設 軍政圧力強化懸念も
Written By Unknown on Wednesday, August 4, 2010 | 8:44 AM
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