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スーチーさん排除で国民の熱気うせ 総選挙

Written By Unknown on Thursday, October 14, 2010 | 8:37 AM

 10月13日(水)
11月7日に20年ぶりに実施されるミャンマー総選挙まで3週間あまりとなった。多数の候補者を擁立し大量の議席獲得を狙う軍事政権翼賛政党に対し、前回選挙で圧勝した民主化勢力は、指導者アウンサンスーチーさんが選挙から排除され、選挙への参加の是非を巡って分裂し、候補者も少数にとどまっている。
国民の民主化への関心は高まっていない。

 総選挙の実施が迫る最大都市ヤンゴンは、13日も特に警備が強化される様子もなく普段通りだ。「私の関心はどう収入を増やすかだ。政治には興味がない」。露店を経営する男性は毎日新聞助手にそう語った。
 「前回(90年)に比べると、今回は市民に選挙への熱気がない」。年配の男性は記憶をたどる。20年前との違いは、前回8割の議席を獲得したスーチーさん率いる最大野党「国民民主連盟」(NLD)が選挙参加を拒否し、選挙戦が国民の人気の高いスーチーさん不在で行われていることだ。
 軍事政権が3月に制定した選挙関連法で、スーチーさんの立候補を封じられたNLDは、選挙ボイコットを決定し5月に解党処分となった。これに対しNLD内部の一部勢力は「民主化を求める人々の受け皿となるべきだ」として新政党「国民民主勢力」(NDF)を結成して選挙に臨んだ。
 だがスーチーさん抜きのNDFの知名度は高くない。スーチーさんは総選挙の正当性を否定し国民に棄権を呼びかけ、NDFは厳しい立場だ。
 軍事政権は今回の選挙で、立候補者の供託金を1人当たり約500ドル(約4万円)と物価水準からすれば極めて高額に設定した。軍事政権の翼賛政党「連邦団結発展党」(USDP)が約1100人、80年代までの支配政党を前身とする「国民統一党」(NUP)が約1000人と、豊富な資金を持つ体制寄りの政党が多数の候補者を擁立する一方で、資金の乏しいNDFは約160人。NDFは軍政から遠い立場の少数民族系政党など5党と選挙協力で合意したが、候補者は6党合わせても400人弱だ。
 民主化勢力の弱体化に成功した軍事政権は、自身の意に沿った総選挙とその後の民政移管の成功に自信を深めている。米国や欧州、日本はスーチーさんら民主化勢力を排除した総選挙には正当性がないとして結果を認めない立場だ。
 
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