ビルマ(ミャンマー)の野党のリーダー、アウンサンスーチーがビルマの雑誌に初めて記事を出そうとしたが、検閲を受け、記事を引っ込めた。この記事は、中央ビルマの古代寺院遺跡バガンでの地方活動について書かれたものであった。
ビルマの検閲委員会は文筆業コミュニティから"Press Kempeitai(憲兵隊)"と呼ばれている。これは、第2次世界大戦中にビルマを支配した日本軍の軍事警察から取ったものだ。
スーチーはラングーンのPeople's Era誌に今年のバガン訪問についての記事を送った。検閲委員会はその記事からいくつかの段落を除くようPeople's Era誌に命じた。
People's Era誌の編集者マウン・ウン・タがMizzimaに語ったところによると、People's Era誌は、スーチーに対し、指示された段落の削除なしには掲載できないと告げたという。その後、スーチーは記事を引っ込めた。
「いつものように、検閲委員会は我々に特定の段落を削除するよう求めました。こういう場合、我々はその段落を削除します。」
マウン・ウン・タは述べた。
People's Era誌の主席編集者ペ・ミントは、People's Era誌は、検閲委員会に嘆願し、スーチーの全文を載せるよう求めると述べた。
「検閲委員会と話をして、原稿を再提出します。環境がよくなれば、記事の掲載は認められるでしょう。」
ペ・ミントはMizzimaに語った。記事は1ページだという。
スーチーのバガン訪問に関する記事の英語版はすでに日本のThe Mainichi Daily Newsに掲載されている。
検閲委員会の役人は、スーチーの記事の掲載は「延期された状態」であり、しかるべき時期が来れば掲載される可能性があると述べた。
「例えば、6段落の記事があったとしましょう。このうち4段落が政策に反するものであれば、4段落を削除しなければなりません。この場合、2段落だけとなってしまい、記事にするには十分でなく、掲載できません。現在、スーチーの記事の掲載は『延期された状態』です。ただし、永久に掲載不可という訳ではありません。掲載の可能性はあります。現在、原稿を再度読み、調査を行っているところです。」
今年初めの議会の開会のスピーチで、テインセイン大統領は、政府は昔からこの国の第4の柱となっているメディアの役割を尊重しなければならないとし、メディアに対し国民が必要としている情報を掲載するよう求めた。テインセインは、メディアからの建設的な提案は尊重されなければならず、自由な報道をつくるための一歩として、政府への提案・批判は歓迎すると述べた。
下院のツラ・シュエ・マンは、8月22日、議会の第2会期の開会の場で、メディアは議会に関するニュースを編集してもよいと述べた。国会を担当した地方のジャーナリストによると、彼のこの発言にも関わらず、政府の政策への特定の批判を検閲委員会は削除したという。
【拙訳】
元の英文記事はこちら
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