6月3日19時48分
中国の温家宝首相は3日、ミャンマーの首都ネピドーを訪問。軍事政権トップのタンシュエ国家平和発展評議会議長やテインセイン首相らと会談し、両国関係の一層の強化で一致した。
中国首相のミャンマー訪問は94年以来16年ぶり。新華社通信によると、温首相訪問にあわせて両国は、
天然ガスパイプラインや水力発電所建設など15の経済協力文書に調印した。
軍事政権は民主化運動指導者、アウンサンスーチーさん(64)を、今年予定の総選挙から排除する構えで、欧米各国は政権への非難を強めている。この時期の温首相の訪問には、再び国際的な孤立を深める軍事政権に対し、中国が強い支援姿勢を示す狙いがあるとみられる。
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